ばぁむさんの資産運用中Plus

インデックス投資+高配当再投資戦略+αで資産運用してみたメモ…の傍ら馬を愛でるブログ

一手を打ってみる。



各種チャート(左上からS&P500 右上NASDAQ100 左下日経225 右下TOPIX)


TOPIXのみ頑張ってますが、明確に75日線を下に抜ける形。
2023年の11月に75日線を上抜けして始まったトレンドが一旦終了したと。


これを受けてリスク資産を一部整理しました。
下に抜けていい思い出が無いんですよ。



整理対象は特定口座内の株式。
投入した元本分のみ引き抜く形にします。
なお、想定する時間軸が違うのでNISAは対象外です。
NISAは銘柄を変える以外では売りません。
毎月の積み立ても継続します。


クラファン含むオルタナティブ勢もそうですが
特定口座は来年以降のNISA用の資金を運用する場としてます。
そうなると、どうしても短中期の視点を入れざるを得ない。


手数料無料で売買できる物しか利用しませんから
もう一度75日線を上抜けるようであれば、また入ればいいだけです。
その上で、そのタイミングが年明けまで無ければ年初にNISAに入れればよい、と。



まぁ、税金を取られる事だけが唯一面白くない話ですが
NISAに振り替えるならいずれ取られる物。


本当に大事なのは自分の達成したい目的なので
「あげちゃってもいいさ」くらいに思わないと投資などやってられません。
(あげたくないですけどね)



利確した資金の保全先はこの土日で考えます。
たぶん…外貨MMFかな…。
為替リスクのみ残りますが。

ニュース搔い摘み



数本に1本は自分なりの記事を書きたいものですが
如何せん相場激変の最中でありますので、本日もニュースから掻い摘み。


さて、本日もよく下げました。
ここで一旦、今月に入ってからの流れを整理してみます。


  1. 季節性アノマリー
    タックスリターンにより売りが入りやすい状況であった(申告期限は4/15)
  2. テクニカル
    年初より「押し目」と見た投資家の買いが入ってきており
    今月も1の売りと拮抗して綱引き状態であった。
  3. 経済指標の上振れ
    金利上昇と金利高止まり懸念(所謂、Fed pivotの変化)により
    利下げが年初に想定していた程…あるいは1度も、行われない可能性が出てきた。
  4. 地政学リスク
    イランがイスラエルへドローンやミサイルにて攻撃。
    これにて手打ちのプロレスかと思いきや…。


3と4のコンボは面白くない状況。
米国の経済は堅調であるし、本来なら地政学リスクに対して安全資産となる債券。
これがFed pivotへの不信感から道が閉ざされてしまっている…。


機関投資家にしてみれば、リスクオフならとにかく株を売るしかない。


その流れにアルゴリズムとトレーダーが乗っかった構図か。





こういう局面において考えたい事は…やはり心の声は素直に聞く事でしょう。
少し前ですが「下落中に考えたい事」として以前に記事を起こしました。


心は非常に正直です。
違う角度から「投資の儲けは我慢料」と題して記事を書いた事もあります。
辛いならば、他のアセットを加えたりとやり方を変える事も一考に値します。


値動きのない投資の一例としてクラウドファンディング投資の記事も起こしました。
株以外の投資先(クラウドファンディング投資)
①少額 ②多事業者 ③多案件 に分散投資する事により
リスクを減らしながらリターンを得る債券ポートフォリオの様な運用が可能です。
特定口座の分離課税やNISAに対して税制面で不利は否めませんが
値動きに慣れない方にはお勧めしてます。


クラウドファンディング投資に賛否両論ある事は存じています。
しかし、物は使いこなす事こそが一番大事


預金の利子と昇給のみを頼りに生きるには、今の世はあまりにもハードすぎる
「金利」「複利」どんどん味方につけていきましょう。
時間こそ個人投資家の大きな武器の1つですから。




今後は地政学リスクを睨みながらになりますが、月末にはM7の決算も控えており
個別企業の決算へ話題が移っていく事になるでしょうか。


場合によっては荒い値動きも予想されます。
リスク管理を厳として臨んで参りましょう。

ニュース搔い摘み




流石に書かざるを得ないか、という具合で。

3月の米生産者物価指数(PPI)は前年同月比で11カ月ぶりの大幅な伸びとなった。ただ、米金融当局がインフレ目標の基準とする個人消費支出(PCE)価格指数を構成する一部のカテゴリーでは伸びが鈍化した。


変動の大きい食品とエネルギーを除くコアPPIは前月比0.2%上昇。

市場予想に一致した。

前年同月比では2.4%上昇。予想は2.3%上昇だった。


10日に発表された3月の米消費者物価指数(CPI)統計では、コア指数が3カ月連続で市場予想を上回る伸びとなり、利下げ開始時期に対する見通しが後ずれした。

今回のデータは、米金融当局が20年ぶりの高水準に政策金利を維持しているにもかかわらず、インフレ抑制の進展が停滞している可能性を改めて浮き彫りにした。堅調な労働市場が依然として家計需要を支えており、米金融当局は利下げに踏み切る前に、物価上昇圧力が持続的に後退している兆候をさらに確認したいとの姿勢を崩していない。


過去3カ月のコアCPIは年率4.5%上昇と、昨年5月以来の大幅な伸び。


データ発表後、米国債利回りとドルは急上昇する一方、米国株は大きく下落して始まった。スワップ市場では、年内の米利下げ観測が後退した。


「利下げ期待(観測)」というのも誰かが勝手に言い出した事であるなら
それが消える事もまた、人の為す事でしょうな。


しかし、堅調な経済・労働市場。
今の金利に適応していると。
改めて米国という国の凄さを垣間見る事となった訳ですな。




一方、民草目線ではインフレに「仕方なく」対応しているようにも見えるのですよ。


クレカが使えるから今日食べるには困らない。
でも皆がそうするから、物価は上がるし、支払額は毎月大きくなっていく。
仕方ない、パートでもいいから働くか、と。(ここは日米の大きな差)
逆に十分に資産を築いた層はそんな事を気にせず求職もしない、と。


(グラフが見つからないのですが)
フルタイムが減ってパートタイムが増えてるのはそんな所からでは。
その上、景況感が良くなるなら経営者は労働者を囲い込む可能性もありそうだよな、と。


ちょっと米国の賃金が下がっていくイメージが沸かないのですよね…。
むしろ中立金利2%ってホントですか?という話にすらなりそうだが…?


とりあえず高い金利を啜る方向に戦術をシフトしながら様子を見ていくしかなさそうか。