ばぁむさんの資産運用中Plus

インデックス投資+高配当再投資戦略+αで資産運用してみたメモ…の傍ら馬を愛でるブログ

ニュース搔い摘み



数本に1本は自分なりの記事を書きたいものですが
如何せん相場激変の最中でありますので、本日もニュースから掻い摘み。


さて、本日もよく下げました。
ここで一旦、今月に入ってからの流れを整理してみます。


  1. 季節性アノマリー
    タックスリターンにより売りが入りやすい状況であった(申告期限は4/15)
  2. テクニカル
    年初より「押し目」と見た投資家の買いが入ってきており
    今月も1の売りと拮抗して綱引き状態であった。
  3. 経済指標の上振れ
    金利上昇と金利高止まり懸念(所謂、Fed pivotの変化)により
    利下げが年初に想定していた程…あるいは1度も、行われない可能性が出てきた。
  4. 地政学リスク
    イランがイスラエルへドローンやミサイルにて攻撃。
    これにて手打ちのプロレスかと思いきや…。


3と4のコンボは面白くない状況。
米国の経済は堅調であるし、本来なら地政学リスクに対して安全資産となる債券。
これがFed pivotへの不信感から道が閉ざされてしまっている…。


機関投資家にしてみれば、リスクオフならとにかく株を売るしかない。


その流れにアルゴリズムとトレーダーが乗っかった構図か。





こういう局面において考えたい事は…やはり心の声は素直に聞く事でしょう。
少し前ですが「下落中に考えたい事」として以前に記事を起こしました。


心は非常に正直です。
違う角度から「投資の儲けは我慢料」と題して記事を書いた事もあります。
辛いならば、他のアセットを加えたりとやり方を変える事も一考に値します。


値動きのない投資の一例としてクラウドファンディング投資の記事も起こしました。
株以外の投資先(クラウドファンディング投資)
①少額 ②多事業者 ③多案件 に分散投資する事により
リスクを減らしながらリターンを得る債券ポートフォリオの様な運用が可能です。
特定口座の分離課税やNISAに対して税制面で不利は否めませんが
値動きに慣れない方にはお勧めしてます。


クラウドファンディング投資に賛否両論ある事は存じています。
しかし、物は使いこなす事こそが一番大事


預金の利子と昇給のみを頼りに生きるには、今の世はあまりにもハードすぎる
「金利」「複利」どんどん味方につけていきましょう。
時間こそ個人投資家の大きな武器の1つですから。




今後は地政学リスクを睨みながらになりますが、月末にはM7の決算も控えており
個別企業の決算へ話題が移っていく事になるでしょうか。


場合によっては荒い値動きも予想されます。
リスク管理を厳として臨んで参りましょう。

ニュース搔い摘み




流石に書かざるを得ないか、という具合で。

3月の米生産者物価指数(PPI)は前年同月比で11カ月ぶりの大幅な伸びとなった。ただ、米金融当局がインフレ目標の基準とする個人消費支出(PCE)価格指数を構成する一部のカテゴリーでは伸びが鈍化した。


変動の大きい食品とエネルギーを除くコアPPIは前月比0.2%上昇。

市場予想に一致した。

前年同月比では2.4%上昇。予想は2.3%上昇だった。


10日に発表された3月の米消費者物価指数(CPI)統計では、コア指数が3カ月連続で市場予想を上回る伸びとなり、利下げ開始時期に対する見通しが後ずれした。

今回のデータは、米金融当局が20年ぶりの高水準に政策金利を維持しているにもかかわらず、インフレ抑制の進展が停滞している可能性を改めて浮き彫りにした。堅調な労働市場が依然として家計需要を支えており、米金融当局は利下げに踏み切る前に、物価上昇圧力が持続的に後退している兆候をさらに確認したいとの姿勢を崩していない。


過去3カ月のコアCPIは年率4.5%上昇と、昨年5月以来の大幅な伸び。


データ発表後、米国債利回りとドルは急上昇する一方、米国株は大きく下落して始まった。スワップ市場では、年内の米利下げ観測が後退した。


「利下げ期待(観測)」というのも誰かが勝手に言い出した事であるなら
それが消える事もまた、人の為す事でしょうな。


しかし、堅調な経済・労働市場。
今の金利に適応していると。
改めて米国という国の凄さを垣間見る事となった訳ですな。




一方、民草目線ではインフレに「仕方なく」対応しているようにも見えるのですよ。


クレカが使えるから今日食べるには困らない。
でも皆がそうするから、物価は上がるし、支払額は毎月大きくなっていく。
仕方ない、パートでもいいから働くか、と。(ここは日米の大きな差)
逆に十分に資産を築いた層はそんな事を気にせず求職もしない、と。


(グラフが見つからないのですが)
フルタイムが減ってパートタイムが増えてるのはそんな所からでは。
その上、景況感が良くなるなら経営者は労働者を囲い込む可能性もありそうだよな、と。


ちょっと米国の賃金が下がっていくイメージが沸かないのですよね…。
むしろ中立金利2%ってホントですか?という話にすらなりそうだが…?


とりあえず高い金利を啜る方向に戦術をシフトしながら様子を見ていくしかなさそうか。

ニュース掻い摘み



時系列で振り返れば
火曜日のISM製造業景気指数が予想を上回って、かつ50越え。
水曜日のADP雇用統計も強い数字が出た。




「景気強くない?あれ??これインフレが再燃するのでは?」と皆が騒ぎ始めたあたりで
ISM非製造業景気指数が予想より下という事で一旦落ち着いた形。



米2年金利、10年金利共にきっちり上ヒゲを付けた。
金利上抜け!とお祭り騒ぎだった人々はどこかへ行ってしまったらしい。



以前よりパウエル氏は
「経済統計は凹凸(バンピー)であるから単月の結果に政策は影響を受けない」
その様に公言してきた。


利上げを論ずる声もあるが、正直、もう上げたくはないはずだ。
目指す方向性は「強い経済をそのままに」「インフレを退治する」の2点
よく言えば「夢物語」悪く言えば「無理難題」
これ以上上げれば中小や個人に持たない所も出てくるだろう。


だから下げられなくとも、もう上げたくない。
そういう意味で特に金利2年の上ヒゲの整合性も付く。



ただ一方で思う事。
金価格上昇
金利上昇
株価上昇
相関性ってなんだっけ?と思わざるを得ない状況でもある。


何れかが最終的に「嘘つき」のレッテルを貼られる事になるのだろうが
少しこう…何もかも買いづらいなぁ、と思わずにはいられない。


弥縫策ではあるが、高金利が長く続くリスクをケアする事
例えば、変動金利のETFを買うだとか、短期債ないし外貨MMFを増額するだとか
そういった事を考え始めているが、重い腰が上がらない。
もし為替介入があるなら、そこでドル転したい思惑もある訳で。



そう言ってる間に積立設定が履行されたりしていく。
まぁ、迷うならその程度でいいのかな、と思わなくもない。


とにかく、まだ経済統計は出揃っていない。
その辺を見てから決めても遅くはないだろう。