ばぁむさんの資産運用中Plus

インデックス投資+高配当再投資戦略+αで資産運用してみたメモ…の傍ら馬を愛でるブログ

ポートフォリオを少しだけ補強

久々に株のお話でひとつ。


日本株で日の浅く、含み益バリアの少ない物から4銘柄売却し
ポートフォリオを補強すべく外貨MMFと長期米国債を購入する事とした。


単純な話
①PERに対して実質金利は連動する動きを見せてきた。
→ここ1年ほどは乖離している。
→実質金利が戻すか株式が下へ追随する「可能性」は残る
→債券価格には上昇余地が、株式には下値余地がありうる。



②株式の益回りに10年金利が追い付いてきた。
→株式と債券の代替可能性については良。


その他
③今後のインフレ動態について、予想の幅が大きい。
高いインフレ率が継続するなら短期金利はhigher で longerである。
逆にインフレが終息に向かうなら長期金利から下げに転じる「可能性」がある
→しかし、インフレの終息はそのまま景気後退を論じる根拠となる「可能性」がある


④事件・事故・戦争等のリスクオフとなるイベントがない事。


これらの要素を乗り越えた上で、株式は市場の追認を得うる。



守り増やす事を初手に考えるなら
勝ち筋の見えやすい所から攻めていくのが肝要。
その対応として米ドル建てのMMFと長期の生債券。


仮に米国のインフレが高く戻すのであれば
短期側の金利が上がるので値崩れしないMMFでそれを享受すれば良いし
当てが外れても少しずつ株式へ移行していけばいい。


逆に米国のインフレが鎮静化するのであれば
長期側の金利低下の恩恵を受ければよい。
当てが外れても償還まで持てば、機会損失以外の損失はない。


最も、すべてがうまく行き、株式のみが独り勝ちする様な状況となれば
それは今のポジションで享受すれば良いだけの話。


それでも為替の問題は残るが、資産額の割合で調整するのが手っ取り早い。
現状、円:米ドルが70:30になったが
最終的には50:50を目指すのが柔軟に対応できて良い。



仮に金利低下の局面で一番面白くない状況…「株安・円高」に振れるなら
ドル資産は全体の3割程度に抑えてある上、給与は円である事を利用する。
その場合、日本株PFをどうするか検討しておく必要は残るが
円資産・給与・配当・ドル債券の4方向から、ゆっくりと米国株を買う方向にはなる。
ドルインデックスの低下は米国株には後から追い風にもなる。


局面に応じて、対応できるカードを増やしておきたい。