ばぁむさんの資産運用中Plus

インデックス投資+高配当再投資戦略+αで資産運用してみたメモ…の傍ら馬を愛でるブログ

価値を作れるとは…

2008年でしたかね、ガソリン価格が急騰したのは。
看板に「2」の文字が無いからどうしよう、と報道されていたのが昨日の事の様です…
いや、昨今は本当にされているのでしたね。
いやはや。


前回は金融危機などと同時期だったと思うのですが
耐え忍ぶ事でやり過ごしたと記憶している方もいるのでは。


そう、耐え忍ぶ。
耐えて凌げば…の発想が強い日本ではありますが…
物価の基調が変わりつつある局面では、違うアプローチをした方が良いかも?


デフレ環境下では経営者層は楽ができたのかもしれませんね。
モノの価値が下がる状況では現金の価値が相対的に上がる。
手元に資金があれば、それで行く末を担保できる。
だから価値が上がり続ける現金を手元に置く為、コストをただ下げれば良かった。
価値を創造する事よりもコストを下げる事が価値になった。
これが「耐え凌ぐ・忍ぶ」の根底になってないでしょうか。
あまつさえ、経営者目線を持てと言って首を絞めさせればよい…。


でもインフレ期に入っていくなら、モノの価値が上がる事になる。
手元に資金を残す事…何もしない事は価値の低下を意味する事になる。
何かを行い、価値を創る事が価値となっていく。
コストを気にするばかりで価値を創れない会社は、いずれ淘汰されていく。
資本主義が牙を剥き始める瞬間。
次に試されるのは経営者層の方ではないでしょうか。


…ただ…あくまで「価値を高める行動はしておいた方が良い」というのが私なりの結論。
今まで通りに指示の名で責任がトップダウンで落とし込まれれば
同時に労働層も試されるかもしれませんしね。


ですが最後に。
もし旧来の声に負けて再びデフレ下に置かれるようになった場合、日本はいよいよ苦しい。
もしかすれば、日本悲観論を覆す最後のチャンスなのかもしれません。
耐え忍ぶ発想から、覆していく発想に転換してくれれば…。
何もしない事は、もはや価値ではないと気付く人が多く出てきたら…。
新しい芽を咲かせる人が多く現れてくれれば…。


そんな事を切に願うばかりです