ばぁむさんの資産運用中Plus

インデックス投資+高配当再投資戦略+αで資産運用してみたメモ…の傍ら馬を愛でるブログ

ニュース搔い摘み

歴史的瞬間?ともてはやされている現状、記事にした方が良いと思い。


17年前と言えば、私がまだ大学生をしていた頃の話。
その頃はそれなりに景気が良かった記憶があるが
あと数年すればリーマンショックがやってくる、そんな時勢でもある。




昨日の終値ベースで日経225は再び4万台を付けた。
私は86年生まれだが
悲しいかな、日本株がATHを付けるまでにおっさんが1人作れてしまう時間が必要だった。


というよりも、ホントにいい時期を知らないのでは…私…という感じもする。


少しだけおさらい。


・金利が上がると株価が下がると言われている理由



どちらかといえば、これは「株価」と言うより「債券価格」と言った方がより適切かも。
「海外の中銀が政策金利を引き上げた為、銀行が保有する外国債券が含み損になった」のはこの理屈。
ただ、決済しなければゴールの100は100なのに含み損と言うのも妙ではある。




・「金利上昇で株高」の罠


ただし、事実はどうも違うようで…
米国を例に出せば「FFレートが上昇しても株高」は普通にあった事のようだ。
これは、FFレートを上昇させる事自体が過熱した景気を冷ますのが目的だから
(70年代とかを見ると…まぁ…そうね…)
(また、一貫して長期金利は下げトレンドであった事も考慮した方が良いかもしれない)


(昨今の例では金利を上げてもS&P500のEPS(実績値)が高止まりしている)


つまり、株式なら業績が上がるなどして「今日100と思っていたゴール」が明日になると「昨日の120くらい」になっている場合がある、と。
そうなるとそもそも割り引く大元の価値が上昇するのだから、今の価値も上がるよね、と。
実際に、今のアメリカは景気が強い。
正直、誰もここまで強いと思っていなかった。



もう一つ抑えたい点はその時間軸。


引き上げ、引き下げ両方とも「急激な変更は株価下落を引き起こす」ようだ。
引き上げる場合は見た目に稼ぎが追い付かないのだから現在価値が減少すると判断されるし
引き下げる場合は何らかのショックが起きて引き下げざるを得ない状況なのだろう。
そういう場合は企業の稼ぎが減るのだからゴールの価値がそもそも減少すると判断される。



個人的には米国の様に早期の、急激な、金利上昇はしないと思うけども
「急激に」金利を変更するとなれば、一定の警戒が必要かもしれない。


ゆっくりとした歩調で、金融が正常化された状態で、きちんと経済活動が行われる。
この状態が長く続く事を祈るばかりである。
あとは我々自身が、富を取りに行く姿勢を打ち出すだけだ。
(富は降ってくるものではない)