ばぁむさんの資産運用中Plus

インデックス投資+高配当再投資戦略+αで資産運用してみたメモ…の傍ら馬を愛でるブログ

ただ制度がそこにあるだけ

新NISAが始まってひと月。
この制度の狙いというか政府のメッセージは
多くの方が言われる通り「老後の金の問題は自力で解決してね」という事でしょうな。


ただ、暫くした後
特定口座の課税強化だとか
分離課税の総合課税化だとか
その他諸々の税制改正が来そうな気もしますが…
それはその時に対応していく事となりましょう。


物や人の価値が上昇する状況である事が前提となりますが
今までは「知らなくても生きていけるが、知っていれば得ができる」程度だった話が
いよいよ「知らないは損をする」時代へ傾きつつある様な気がします。


いずれにせよ、選択は自由です。



「自由」からは「好きに選択してよい」というバラ色の意味を感じるものの
「選択の結果は全て自分に返ってくる」という棘がある事も事実。


以前、失業保険の給付を受けた事がありますが、アレもそうでした。
困った時に助けになる制度はありますが、全て自助の努力が前提。
(努力を見せかける方法はいくらでもあるにはありますが…)


しかし、何もしなくてもお金が降ってくる制度は…いずれ破綻しましょう。


今回のNISAにしても制度が新たに改定されただけの話。
全ては「享受する側がどうするか」に掛かっています。




制度と言えば、合間を見て確定申告を行いました。
以前に少し触れましたが、払い過ぎた税金は返してもらわなければ。


繰り越しの譲渡損失が無くなってしまった…
今年からはノーマルモードで頑張ります。

新年一発目

あけましておめでとうございます。
また、今般発生しました能登半島地震にて被災されました皆様におかれましては
1日でも早い日常への回帰をお祈り申し上げます。


かくいう私も隣県在住という事で、部屋の物が倒れる等あった訳ですが
その程度で済んで助かった…というのが本音です。


親戚には避難している者もいるのですが
少しずつ状況も好転してきているようで
しばらくすれば戻れるのではないかと安心しております。


余震もそこそこ続いているのですが
大きい話はあれでもう終わったのだと、そうなってくれる事を祈っています。



さて、まずはトレード要員と言った2621 iシェアーズ20年超米国債(Hあり)
これはトレンド崩れにより利確としました。



舌の根の乾かぬ内に。
トレードって結局こういう側面があるのですよね。
信念や知見が足を引っ張りかねないのがトレード。


金融引き締め後は特に、投機マネーの動きを「のたうち回る」と表現していますが
こうだ!と言えばSNSで拡散されて、皆そこへ突撃するのですよ。
で、違う!となれば、皆そこから撤収するのです。
行き過ぎる事の方を警戒しなければならない。


では何が正しいのです?
A:市場です。


視点を手前にした買い物は、予想ではなく流れに沿うのが損をしない方法だと。


ショート、あるいはインバース型のETFでヘッジだ!となっても良いのですが
特にインバース型。
アレは仕組み上、アテが外れた際のリカバリーが効かない。


たぶん、大半はこうなる。


用法・用量をきちんと守って云々。


なお、2621については
どこかで落ち着いたらもう一度買うのもありだと思ってはいます。



もう一つニュース。


ダウ指数および配当貴族指数採用銘柄でもあるウォルグリーン・ブーツ・アライアンス
四半期配当の減配を発表。


50年を目指した配当の連続増配が途切れた形となります。
「フリーキャッシュフローを確保する為に減配した」との説明ですが
そもそもにおいて稼げていれば、その様な事をせずに済んだ、と言ってしまうとそれまで。
お金は「ある事」も大事ですが「どう回すか」も大事。


ウォルグリーンは私が最初に買った米国個別株でもありました。
配当貴族指数入りを目指すにもここから25年。
残念ながら、もう触る事はないかもしれません…。


過去は未来を保証するものではない、とはよく言う話ですが
過去の成績にあぐらをかく事なく、資産を守り育てていきたいものです。



ちなみに新NISAですが


日本株だけ大発会にサッサと買っておきました。
米国株はもう暫く熟考、という事で…。


それでは今年もよろしくお願い致します。

今年最後の雑感


面白いのは

米国債

米国債相場では、指標銘柄の10年債利回りが上昇。ただ、年間では上下に大きく変動した後、年初とほぼ同水準で終えた。


強烈な「行って来い」に市場は翻弄された1年であったと。


しかし5%まで行ってしまうとは需給の力は恐ろしい。
4%台は買い場と考えていたけれど…。



視点を手前に移して短期。
短期的には円高トレンド、債券買いトレンドは継続中。

感覚的には
①長期移動平均線を割って
②同じく長期移動平均線に戻りが跳ね返された場合
それは逆らってはいけない強いトレンドだと思う。


あとは追認。
例えば個別企業なら好決算、中銀の金融政策の変更もそう。
そういう物が来て、物語はひとつ完結する。
Buy the rumor , sell the factを真に受けるなら。


あとは…「FRB(中銀)に逆らうな」とか。


トレード要員として
2621 iシェアーズ 米国債20年超(H有)は仕込んだが
このトレンドが崩れない限りは持ち続けると思う。


「そろそろ利下げ(利上げではない)も終了するのではないか」
その辺まで持つことができれば良いが、果たして。


最終的に保有はドル建ての米国債のみに絞るつもりで
基本的にはETFによる債券投資よりは
(発行体が無事なら)確実に償還される生債券の方が予定が立てやすいメリットはある。


今は10年債でも9年後には償還まで1年の短期債になる。
ETFは設定したデュレーションが10年のままなら10年後も10年のままである。


49年償還と40年償還の米国債を保有しているが
私自身、40年は54歳、49年には63歳になる。
その頃に(為替の都合はあろうが)まとまった資金が手に入るなら嬉しいはず。


儲かる・儲からないにのみに囚われず
人生設計に合わせて仕組みの違いを利用する事は悪い事じゃないと思う。



その上で長期の投資を考えていく。


一時期の利上げ期は
「株価は下がっているが、円換算で見ると円安でダメージが少なかった」
「円安のおかげで日本株は絶好調だった」
そんな人が少なくなかった。


外貨資産は円安によって円貨評価で支えられた。
PBR1倍割れ解消だとか、色々施策はあったが
間違いなく円安は日本株にも寄与した、と思う。


だが来年以降、その逆が起きる人もいるかもしれない。
「株価は上がっているのだけど、なぜか増えてないな…」


そういう苦しい状況も頭の片隅で想定しながら新NISA含むポートフォリオを考える日々。


で、ふとXで見たポスト。



もしかしたら、来年以降はサバイバルの様相を呈するかもしれない。
ふるいに掛けられるとも。
強き(稼げる)者は進み、弱き(稼げない)者は残される。
ありとあらゆるものに、その兆候が鮮明に見えてくるかもしれない。


時流を読み、そこを打ち抜けるならば、個別で勝負するのも一手。
自信がないなら、個々の戦略に応じて指数を拾い集めるのも一手。


私個人としては
配当を払える・増やせる事は稼げるシステムを持つ証であると考えているので
増配を続ける配当系ETF、増配をテーマとする増配系ETFを日米で集めます。


その上で革新を起こす土壌のあるナスダック100。
これを積み立てていきたいと。


配当系、増配系ETFも年末にかけて駆け込みの様に増えました。


ブラックロックがHDV、DGROの東証版をリリース

SBIがSPYD、VYMの年4回決算型の投信を設定


あとはどのような選択をするか次第、という事ですかね。
まだもう少し時間はあります。
あれこれ悩んでみたいと思ってます。



さて、本投稿を持ちまして今年のブログは最後とします。
何かを書く事で誰かに「気づき」があれば、と再開した本ブログですが
少しでもお役に立てる事ができたなら幸いな事であります。


来年以降もマイペースでではありますが、続けて行きたいと考えています。
世の中は1日経てばアップデートされていきます。
その時々の変化を感じ取って、楽しんで進んで行きたいものです。


それでは終いとなりましたが、本年は誠にありがとうございました。
良いお年をお過ごしください。